現在市販されているリンス、コンディショナー、トリートメント、これらの違いを知る人は少ないのではないだろうか。
実は3つ共にそれぞれ役割が違う。
リンスとは髪の毛に艶と光沢を与える。コート剤のような役割を果たし、ケア成分が配合されておらず、洗い上がりの質感も他と比べて硬くる。3つの中で最も価格が安い。
コンディショナーとは、髪の毛表面にリンスよりも薄い膜を張り、艶、光沢に加え、軟らかさ(柔軟性)を与える。
薄い膜の為、リンスと比べ、より自然で柔らかい質感に洗い上がる。
しかし、痛んだ髪の毛にいくらリンスやコンディショナーを使用しても洗い上がりはサラサラして
もそれは一時的なもので、毛の状態は変わらない。コンディショナーにも髪のケア成分が配合されておらず、修復に活用するものではないのだ。
最後に、3つの中で艶、光沢、柔軟性、そして唯一「修復効果」の役割を果たすのがトリートメントである。
店頭でもリンス、コンディショナーと表記されている製品もあまり見かけなくなってきたのではないだろうか。理由として、メディアを通して修復効果というものの重要性が一般的にも注目され、リンス、コンディショナーが売れにくくなっている為とされている。
正しいシャンプー方法
シャンプーの目的として、水では落としきれない皮脂や科学部質(パーマやカラー剤の残留物)、ワックスの除去などがある。
多くの髪トラブルは間違ったシャンプー方法によりこれらが落としきれず起こる場合がほとんどで、目的に応じて適切な方法が必要である。
まず一般的な方法だが、シャンプーする時は基本「よく濡らす」ことと「2度洗い」が鉄則である。
きちんと濡らすことで洗いムラを防ぐと共に、適切な泡を立てる土台をつくる。さらにお湯で1、2分程度流すだけで汚れの6~7割は落ちるので、シャンプーの効率も良くなる。
次に、シャンプーは2度洗いすることで初めて良質な泡を立てることができる。
誰しもが経験のある泡立ちの悪さの多くは髪の毛表面に皮脂や油分が残っていることが原因である。
1度目のシャンプーは髪の毛表面の汚れを落とすことを目的とし、もみ洗後にすぐに流す。
2度目に立てた泡で今度は頭皮をゴシゴシ擦らず、優しくマッサージするように洗う。
最後にトリートメントだか、これは頭皮につけてはいけない。トリートメントの成分のほとんどが油の為、せっかく綺麗に洗い上げた頭皮にもう一度油をのせるようなイメージである。
トリートメントは毛先のみにつけることが望ましい。